175回福澤先生誕生記念会並びに名刺交換会に出席して

 

日時:平成22年1月10日(日)午前10時半から

場所:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎ホール

 

 毎年、110日に慶應義塾で開催している福澤先生の誕生記念会ですが、今年は日曜日開催ということもあり、中村副会長呼びかけにて井原会長と私と中村副会長の三名で参加。ホームページに記載したのも遅かったのですが、折角でしたのでもう少し浦和三田会の会員の方にも参加いただきたかったと思いながら参加してきました。

 

1次会の誕生記念会はまず幼稚舎生(塾の小学校です)による「福澤諭吉ここに在り」の合唱、ワグネル・ソサィエティーの「日本の誇」合唱の後、清家塾長による年頭挨拶、読売新聞特別編集委員の橋本五郎さんの講演「ジャーナリストの羅針盤」など大変興味深い内容でした。

塾長のお話は福澤先生の唱えた実学(サイエンス)(実学とは@問題をみつけるA仮説をたてるB検証するC問題を解決する)の精神が大切な時代である。先生は事物の真の姿は学問を通じてはじめて理解でき、理解したものの中で重要な順は公知、公徳、私知、私徳であって、公知が一番大切であり、そういった物事の軽重を判断するのは実学が必要なのだとおっしゃっている。慶應義塾では実学の精神をもって自分の頭でものを考える人物を作る、研究(実学精神に基づく研究)に力を入れていきたい。

橋本五郎さんのお話は、宮沢喜一は大変頭のいい人だったが、宮沢喜一に日本で最高のジャーナリストは誰と尋ねたら福澤諭吉先生であると答えたというエピソードや、福澤先生が時事新報に載せた話で「政治とは悪さ加減の選択」といった話をされ、大変面白く拝聴させていただいた。

 

2次会の名刺交換会は隣の西校舎学生食堂ホールで開催されたが無料で豪華な料理やお酒がてで、応援指導部によるエールやワグネルの伴奏による「塾歌」、「若き地」斉唱などで大変盛り上がった。

 

毎年、三田会の会員の方であれば無料で参加できますので、次回は是非皆様方の参加もお待ちしております。

 

                        事務局長  齋藤貢一